【2016年3月】愛媛Ⅳ(あの頃の青を探して日本のどこかへ)
青春18きっぷの広告
さぁ、とうとうこの旅の本番です。
あの頃の青を探した後、日本のどこかに行きます。
青春18切符の広告は毎年素晴らしいです。
なかでも好きなのは、「あの頃の青を探して」、「前略、僕は日本のどこかにいます」の二つです。
前者は、串駅と喜多灘駅の間にある景色です。
後者は、下灘駅です。
3つの駅は全て、ひたすらに海に面しています。
広告をここに載せようかとも思いましたが、著作権的な問題とかありそうですし、実際に撮った写真が間違いなく霞むので載せるのはやめます。
とりあえず串駅から攻めることにしました。
しかし、実際の写真の景色の場所はいくら調べても分かりません。
もはや勘で行くしかありません。
あの頃の青を探して
まずは串駅まで行きました。
改札はなく、無人駅です。立ち入り自由すぎてビビります。でも、ものすごく雰囲気があります。海に面していて、本当に綺麗でした。
(出典元:http://seaside-station.com/station/kushi/)
駅の写真を撮っていなかったので、他のサイトから引用しました。素敵な写真すぎて、焦ります。
とりあえずここを起点に、うろうろしました。
喜多灘駅、串駅、下灘駅は予讃線の駅ですが、海岸線に沿っています。線路と海の間には夕やけこやけラインと呼ばれる県道が通っているのですが、この国道に沿って桜が咲いていました。
海と桜のマッチングが天才です。綺麗過ぎて泣きそうです。娘ができたら、海桜(みお)と名付けようとすら思いました。
そんなことを思いながら、ずっとうろうろします。海は本当に綺麗です。
県道を離れて、ひとっこひとりいないさびれた道を登りながらうろうろしていきます。
なんかそれっぽい雰囲気あるなぁと思っていると、みかん農家のおばあちゃん二人組を発見しました。
いや、むしろおばあちゃんに発見されました。
「こんなところで何してるん?」と聞かれました。
「あの頃の青を探しています!」とは言えないので、景観を説明して、場所を聞きます。
絶対分からないだろうと思っていたところ、「あぁ、それなら、そこの道をまっすぐ行って、下ったあそこだよ」と言われました。
毎週土曜日の午前中になると撮影に来る人がちらほらいるらしいです。
意外に簡単に見つかったぜ!と思いながら行ったのですが、なんだか低いです。
ポイントは間違いないのですが、高さが足りない。
山道を見つけたので、そこをズンズン登っていけばあの頃の青と出会えるはずだと思い、更に歩を進めることにしました。
ただただ獣道です。
本当に獣道で、うっそうと茂っています。茂りすぎて、外の景観が全く見えません。探し始めてから1時間が経過したので、諦めて戻ることにしました。
残念だけど、ポイントは見つけられたし、まぁいいかと思っていると、見たことあるような風景が・・・。
あれ、ここじゃね!?
携帯の充電が切れていたので、確認できませんでしたが、多分ここだろうという場所を見つけました。
半信半疑で写真を撮りました。
青の要素が圧倒的に足りませんし、木の枝も若干邪魔です。
帰って確認してみたら、ニアピンでした。それっぽいけど、正解じゃない。そんな感じ。いつかリベンジしたいですが、次に四国に行く機会があるなら他の県ですね。
色々と調べたのですが、広告の写真は、どうやら撮影ポイントはおばあちゃんたちに教えてもらった場所だったようです。広告の写真が高いところから撮ったように見えるのは、広角レンズを使った上で、下部分と上部分の2つを撮って合わせていたからのようです。
やはり、広告を作るということは、そこまで力を入れないといけないんでしょうね。
下 灘 駅
まぁ、本番は下灘駅です!!
左手に海、右手に桜を見ながら車を走らせます。
右急カーブが近づくと、正面に海が広がって絶景です。
急カーブを曲がると、バックミラーすら絶景です。
そして、ちょっと走ると下灘駅に着きました。
あぁ、憧れの下灘駅。
ここが日本のどこかか・・・。
串駅と同様、簡単に駅構内に立ち入れます。
ただ、串駅と異なり、観光客が数人いました。
やはり、人気駅ですね。
プラットホームからはひたすら広がる海が見えます。
ベンチからうっとり眺めます。
偶然、電車がやってきました。
趣あるなぁと非常に満足します。
しかし、電車から観光客が降りてきて、にぎやかになります。
中国人が二組いましたが、中国人にこの良さが分かるのでしょうか。結構疑問です。
ひとしきりうっとりすると、今度は無人のプラットホームを撮りたくなります。
しかし、観光客が邪魔でうまくいきません。
てか、中国人の一団邪魔。当分は駅舎をいい感じに撮ることはできないだろうと思い、他の写真を撮ることにしました。
そうやって待っていると、駅舎の方にもシャッターチャンスは結構出てきました。
ウキウキしながら写真を撮ります。多分、この先の人生で何度も見直します。
さてさて、旅はそろそろ終わりです。
本当は下灘駅で海岸線に沈む夕日を見たかったのですが、フェリーの時間の関係上、そうも行きません。車で松山まで戻ります。
先ほども書いたように、左手には海がありますが、下灘駅から少し北あたりになると右手は桜だけでなく菜の花も咲き誇っていました。
素晴らしい季節に来たものです。