【2016年3月】愛媛Ⅰ(松山)
きっかけ
3月も終わりということで、あったかくなってきました。
3月から4月にかけて、3連休がとれました。
行ったことのない四国に行こうと思い立ちました。
広島からなら愛媛が一番行きやすいですし、愛媛には行きたいところがかなり沢山あるので、愛媛をチョイスしました。
フェリー
もしかしたら、国内で移動のためにフェリーに乗るのは初めてかもしれません。
ワクワクが止まらねぇぜ! 天気が芳しくありませんが、気にしません。
いざ乗船!!
海上を走ります!
この後、基本的にデッキで写真をパシャパシャ撮りたかったのですが、同期と遭遇してしまったため、なんとなく一緒にいる雰囲気になってしまい、自由な行動が制限されました。
フェリーは一旦呉港に寄りながら、2時間30分で松山に着きました。
松山と言いつつ、松山感はゼロです。ただの辺鄙な港です。まずは、松山港にほど近い高浜駅まで行きます。松山港からは高浜駅までは10分くらいかかります。地味な距離です。
とても良い雰囲気の駅です。東野圭吾さんの「真夏の方程式」の撮影にも使われた駅です。
高浜駅から伊予鉄道に乗り、十数分揺られると、やっと松山市駅です。船を降りたらすぐに松山に着くかと思いきや、フェイントがちょっとあって焦りました。
伊予松山城
松山市駅で同期とは別れました。
松山市駅から松山城までは、路面電車を使うと楽に行けます。しかし、初四国で舞い上がり、松山の空気感を感じたいと思ったため、歩いていくことにしました。
しばらく歩くと、大きな広場に出ました。お城の敷地に入ったのでしょう。広場になっている公園からも天守閣は見えます。
まだ天守閣は遥か上にあります。
大半の観光客は、リフトやロープウェイを使う軟弱者ですが、歩いて登りました。
中々しんどかったです。
ですが、道中に人はあまりおらず、良い雰囲気です。
ここを攻めるのは大変だなぁと思いながら、頂上につくと、人がいっぱいいました。
後で知ったのですが、松山城は桜の名所らしく、桜が見頃をむかえた今の時期は普段よりも人が多いらしいです。
桜に城とか、THE☆日本!!という感じですよね。
天守閣は小さすぎず、割かし好きな感じでした。
興が乗ったので、城の内部に入ることにしました。
大阪城ほど完全に資料館化されてはいませんでしたが、資料館っぽさがあり少し残念です。
天守閣からは瀬戸内海も見ることができるのですが、薄曇りだったため、微妙な感じに。
ただ、松山城までの山道、山頂の桜、天守閣から松山市街地の眺め等に満足はできました。
道後温泉
松山城から道後温泉までは、地図を見る限り、歩いていけるだろうと思い、路面電車には乗りません。
歩いている途中、雨が降り始めました。さすが、雨男です。初日は持つかなと思っていたのですが、あてははずれましたね。コンビニで傘を買い、道後温泉に向かいます。
しかし、なかなか着きません。駅から松山城まで結構ありましたが、松山城から道後温泉はもっと距離があります。明日は路面電車で帰ろうと思いながら、歩きます。
この時は、初日の歩いた距離が一番少なくなるとは、思いもしませんでした。ちなみに、松山城から道後温泉までは3kmありました。
そんな感じで、なんとか道後温泉に着きます。
レトロで趣のある駅や有名な時計と見ては、道後温泉に来た実感を楽しみます。
ハイカラ通りを抜けると、あの有名な道後温泉本館が屹立していました。
道後温泉本館
道後温泉本館には、神の湯と霊の湯という二つの温泉があります。楽しみ方は、
①神の湯だけ入る
②神の湯につかり、大きな休憩所でまったりする
③神の湯・霊の湯につかり、大きな休憩所でまったりする
④神の湯・霊の湯につかり、個室でまったりする
の4パターンあります。
①から④に行くに従ってお値段も高くなりますが、④でも1550円です。
こちとら、わざわざ一人旅で来てるんだし、ひとりでまったりするほかないので、④が理想です。しかし、個室は8つしかなく、競争率は高いらしいです。
さすがに何時間も待たされるなら考えましたが、運よく30分待ちで済んだので、④を選択することに。
ただ、30分も待つことはなく、20分くらいで呼ばれ、8畳の個室に通してもらいました。
浴衣に着替え、いざ入浴です。
最初は、霊の湯へ行きました。
こじんまりとした浴場に数人のお客さんがいて、趣があります。
桶や椅子は木でできており、桶は床に落とすとカッポーンと鳴ります。風情が半端ないです。
まったりつかって、続いては神の湯に行ってみました。
神の湯にはお客さんが多くおり、なんだか落ち着かなかったです。
満足して部屋に戻ると、従業員の方がやってきて、坊ちゃん団子と煎茶をくださいました。
一人、個室でゆったりしながら食べる団子のおいしさたるや。
外からは、木桶のカッポーンという音が聞こえてきます。
団子を食べ終わり、ごろんと横になって目を閉じます。
あぁ、すごく幸せ・・・。
道後温泉本館最上階の和室でただただだらだらできるこの幸福感!!
1550円なんて、安いくらいです。
たまらなく幸せです。
しかし、幸せは長くは続きません。利用時間は80分なので、頃合をみて着替えて出ていきました。
夜 歩 き
大満足のうちに、ホテルにチェックインして、今度は夕飯探しに赴きます。
食べたいものは決まっています。中予風の鯛めしです。
南予風がはびこる昨今ですが、意外にもすぐに見つけることができました。
しばらく待たされたあと、小さいお釜が運ばれてきました。木蓋がとられると、そこにはご飯の上に鯛が丸々一匹蒸しあげられていました。
鯛をとりだし、身をほぐし、ごはんに混ぜ込みます。
その上に海苔をちらし、一気に頬張ります。ぶわっと海苔の風味が広がり、後から鯛がホワホワッとします。思った以上においしくて、びっくりしました。
夕飯の後は、ホテルの温泉につかります。ホテルの客はみんな道後温泉本館に行っているのでしょうか。誰も人がいません。大浴場を独り占めです。
露天風呂の方にも行ってみました。やはり人はいません。雨がぱらついていたので、庇の下で露天風呂を堪能しました。
あまりに人がいないので、けのびとかしちゃいました。
30分くらい一人の温泉を楽しんだあとは、浴衣に着替えて、温泉街を練り歩きます。地ビールを出しているお店を見つけたので、入ってみることに。
思えば、一人で飲み屋に入るのは初めてかもしれません。
今までの旅の思い出を肴に、地酒を3杯飲みました。
最後に道後サイダーも飲みました。
これで、日本三景、日本三園、日本三名瀑に引き続き、日本三古湯もクリアできました!
蜷川実花さんとのコラボは、正直いらないなぁと思いました。