【2016年3月】愛媛Ⅱ(小さな町)
2日目開始
あまりにも雨男なため、柔軟な予定を立てる能力が徐々に身についていきました。
2日目の朝は雨が降っていませんでしたが、予報通りいけば雨が降ると思われるので、パターン2で行くことにします。
まずは、レンタカーを借りるために松山市の中心部に戻りました。
道後温泉駅には、SLが待機していました。
レトロでお洒落な感じのSLですね。まぁ、これには乗らず、普通の路面電車に乗ったんですけどね。
対向路面電車です。良い味だしてます。オレンジというのがレトロ感を醸します。こういう落ち着いた町に住みたいです。
今回は、レンタカーの旅です。
松山市駅に着き、レンタカー屋に行くと、1万5000円とられました。免許を持って6年以上ですが、まともに運転するようになったのは島根旅行に行ってからなので、保険をかけまくりました。可能な限りかけました。
内 子
車を運転中に、雨が降ってきたため、雨の中、車を運転して1時間ほどで内子に着きました。
内子は、愛媛の地域区分でいえば、南予地域にあります。ただ、実際は愛媛県のど真ん中あたりにある町です。ただ、愛媛の中心は海沿いの、北の方にある松山です。ここが中予地域という区分にされているため、内子は南予という扱いになります。
街道の要衝であり、四国遍路の通過地として栄えた町です。江戸時代から明治時代にかけて、和紙と木蝋の生産で繁栄しました。しかし、和紙は徐々に使われなくなり、石油や電気の普及によって木蝋生産も下火になっていきました。
ただ、現在も木蝋の生産や販売を行っているお店があります。
当時、木蝋の生産やその原料となるハゼで財をなした商家は今も残っています。これが今は町並み保存地区になっています。現在の内子はこれを観光資源として、盛り上げようと頑張っています。
しかし、観光客はほとんどいませんでした。さすが、マイナー観光地です。
ただ、町並み保存地区は割と好きなので、情緒を感じながら歩きました。
あまりに地味なので、こういうところを回るのは一人に方が気楽です。デートとかで行っても、絶対に退屈させる自信があります。ま、デートでこういうとこ行ったことないので分からないですが。そもそも、最後にデートしたのいつだよ。
町並み保存地区のメインは、内子座とのこと。
文楽の芝居小屋らしいです。時間が合えば見たかったのですが、合わなかったため断念しました。
色々と見て回り、町並み保存地区の終着あたりにあるお店で南予風の鯛めしを食べました。絶品過ぎてやばいです。小鉢でタイのかまの煮つけもついてきたのですが、これがまた美味しかったです。
更に少し歩くと、川べりに桜と菜の花が咲いていて、とても綺麗でした。
なんだかんだで、この時点で既に松山城から道後温泉以上に歩きました。
大 洲
続いて、大洲に行きました。
内子から大洲までは車で30分ほどで行けます。
ただ、駐車場を見つけるのに苦労しました。やっとみつけたところは無料だったので、良かったんですけどね。
駐車場を探すのに四苦八苦したので、そもそも自分の居場所が分からなくなってしまいました。とりあえずランドマークになりそうな大洲城を目指します。
大洲のランドマーク・大洲城が近づいてきても、観光客がいません。
一応、江戸時代は城下町で、南予の中心地だったらしいんですけどね。
大洲城についても、いたのは老夫婦1組だけです。
ただ、ちょっとした丘に建っているだけなので、松山城と違ってかなり攻めやすそうでした。
かなりこじんまりしていたのに、中に入るのに500円とられるそうです。なんだか払う気にならなかったので、伊予の小京都と言われる街並みを見に行きました。
地図上でそれっぽい通りを探すのですが、中々見つかりません。
うろうろしてやっと見つけたところは、趣があるというよりは、さびれた通りでした
なんだかなぁと思いつつ、何かあるだろうとパンフレットを見てみると、おはなはん通りというものがあるらしい。
さっそく行ってみると、かろうじて趣のある通りがありました。しかし、これも津和野の下位互換のような感じでした。
「まぁいいや、行ったことが思い出さ」と思い、大洲を後にしました。
八 幡 浜
快調に車を飛ばして、さびれたホテルにつきました。前日に贅沢をしたので、2日目は質素にいこうという計画です。
4階の部屋なのに、エレベーターはありませんでした。
まぁ、内装は普通のビジネスホテルなので文句はありません。
結構早く着いたし、ちょっと歩けば海までいけるということで、八幡浜も歩いて観光してみることにしました。
晴れてきて、中々気持ちいいです。
遠くを見ると、山々は段々畑になっています。
あぁ、愛媛だなぁと思います。
しかも、山々は全て段々畑になっているわけではなく、部分部分は桜で色づいていることもありました。
すばらしい景色です。
しばらく歩くと、瀬戸内海が広がります。
瀬戸内海はキラッキラしていました。
1時間ほど、瀬戸内海の海岸線を歩き、ホテルに戻りました。
なんかあっさり書いていますが、1時間歩いています。内子や大洲でもかなり歩いた後での1時間です。足の裏が自分のものではないような感じです。
八幡浜はちゃんぽんが有名なので、ホテルの観光案内を見て、一番近いちゃんぽんを出すお店に行ってみたところ、ただの居酒屋でした。
今日はお酒を飲まないぞと決意してちゃんぽんを頼んだのですが、「お酒はいかがいたしますか」と聞かれると、「生中で」と答えていました。
出てきたちゃんぽんは普通の味でした。
おいしいちゃんぽんが食べたい。