都道府県制覇と国内旅行絶景記

2013年に、47都道府県制覇したいなぁ~と思い、2015年頃から少しやる気を出し、国内の絶景を集めつつ、2018年に達成した者の国内旅行ブログです。

【2013年3月】伊勢神宮~京都Ⅰ(前書きと基礎知識)

前書き

 

江戸時代、庶民は旅行が許されていませんでした。

 

しかし、お伊勢参りだけは例外的に許されていました。

 

生涯に一度は旅行をしたい!と考えた庶民は、お伊勢参りをしていることの目印として、柄杓をさして、旅行に行きました。

 

60年に1度、大ブームが起こっていたそうです。

 

そこで、いつかは行ってみたいと思っていたので、大学を卒業したのを機に、2013年3月の終わりごろに行ってみました。

 

ついでに、天橋立にも行き、京都の桜も愛でられれば完璧だと思い、夜行バスに乗り込みました。

 

始めての一人旅です。

 

 

伊勢神宮の基礎知識

 

伊勢神宮は、三重県伊勢市にある、とても大きな神社です。一般的には伊勢神宮と呼ばれていますが、正式名称は、「神宮」です。

都民の感覚では、「神宮」といえば、「明治神宮」ですが、日本国民としては、「神宮」といわれれば、「伊勢神宮」を思い浮かべようというところです。

神社というからには、神様を祀っているわけです。
どんな神様かというと、皇室の祖先です。古事記とかそういう神話に出てくるような神様が祀られています。

ちなみに、神宮は一か所にドーンとあるわけではなく、色々な神様を祀っている都合上、宮社が点在しており、その総称が神宮とされています。

初心者としては、内宮(ないくう)と外宮(げくう)に行っとけばOKという雰囲気がありますので、例に漏れず、その二つに行ってきました。そのついでに、他の宮社があれば、ちょっと寄ってみるというスタンスです。

内宮では、天照大御神(あまてらすのおおみかみ)が祀られています。天照大御神は、まぁ、皇室の始まり的な神様です。個人的なイメージとしては、天岩戸でヒキニートをした挙句、周りが楽しそうなことをし始めると、出てきて様子を確認しようとしちゃう、我慢のきかない現在人のようなタイプだと思っています。
ちなみに、「あまてらすのおおみかみ」と打っても、「天照大御神」と変換されないので、イラッとしました。

外宮は、産業の守り神である豊受大御神(とようけのおおみかみ)が祀られています。いざなみの孫ですね。

つまり、天照大御神豊受大御神が神宮のツートップということですね。

これは完全に余談ですが、
天照大御神というのは、字面からも分かるとおり、太陽神的な感じを受けますね。ちなみに、卑弥呼というのは、「日巫女」や「日御子」と書かれることもあるようです。こちらも太陽を表しています。同一人物なんじゃないかと言われています。
卑弥呼の死後、後継者となったのが、「臺與」(「いよ」または「とよ」)です。「とよ」という読み方だとすると、「豊受大御神」と音的には一緒なのではないかということから、同一人物なんじゃないかと言われています。

ここらへんは色々な説が入り乱れているので、なんとも言えないところではありますが。

 

 

式年遷宮

 

神様はお引越しをします。この引っ越し作業を式年遷宮といいます。

 

伊勢神宮の場合、20年に1度、ちょっと隣の空いているスペースにお社を移します。

 

たまたまスペースが空いていたというわけでなく、最初から引っ越し用に空けているんですけどね。

 

伊勢神宮式年遷宮が初めて行われたのは、今から1300年以上前の690年らしいです。常に20年に1度行われていたわけではなく、100年以上も中断されていたこともあるようですが、基本的には20年に1度行われていたようです。

 

2013年は、この伊勢神宮式年遷宮の年だったので、行ってみたわけです。

 

ちなみに、出雲大社式年遷宮は60年に一度だけ行われます。こちらも合わせて行きたかったのですが、予算や時間の都合上、行くことができませんでした。

 

出雲大社に初めて行くのは、これから2年半も後のことになります。