【2013年3月】伊勢神宮~京都Ⅵ(天橋立)
天橋立まで
京都駅から天橋立までは高速バスで行くのが楽だし、安いです。
しかし、そのような事前情報のリサーチ不足のため、電車で行きました。
京都駅から天橋立までの電車での行き方は、
というとても面倒で手間のかかる行程となります。
同じ京都なのにね。
西舞鶴駅から天橋立駅までは、第三セクターの京都丹後鉄道に乗ります。
第三セクターは、たまに観光のためのアミューズメントを用意してくれたりするので素敵ですよね。
由良の門
百人一首の46番に、
「由良の門(と)を 渡る舟人 かぢをたえ
ゆくへも知らぬ 恋の道かな」 by 曽禰好忠
という歌があります。
由良川の河口の瀬戸を漕いで渡る船頭が、櫂をなくしてしまって海に流れるのか川に行くのか行く先も分からずに漂っちゃっている。そんな感じで私の恋はこれからどうなるのか分からないよなぁ。
という意味です。
そんな由良の門、百人一首に掲載されていることからも予想できますが、京都にあります。
京都丹後鉄道宮舞線の丹後神崎駅と丹後由良駅の間にある由良川にかかる由良川橋梁から見ることができます。
はい、こちら!!
まぁ、由来が分からなければ、ただの河口ですが、由来を知っていると、テンションが上がります。
この河口を見ながら曽禰ちゃんも苦悩したのかもしれないと思うと、グッときます。
観光とは、すなわち知識なり、と思った瞬間です。
丹後鉄道も観光列車化しようと考えているのか、由良川橋梁で停車して、百人一首の解説をしてくれました。
楽しかったです。
天橋立(傘松公園)
天橋立駅からちょっと歩くと、リフト乗り場があります。
往復で660円です。
高所恐怖症だと、ちょっと怖いかもしれません。
ある程度登って、後ろを振り返ると、こんな感じです。
良い感じに天橋立感が出てきました。
京都駅から天橋立までは長かったですが、やっと傘松公園からの天橋立を見ることができました。本日のメイン達成です。
晴れていたら、完璧でしたが、まぁ、欲をかかないことにしましょう。
2008年に松島、2010年に安芸の宮島、そして、この2013年に天橋立。
これで、日本三景達成です!!!!!
股覗きをすると、天にかかる橋のように見えます。
股覗きをして写真を撮ってみましたが、天に架かる橋のように見えるのでしょうか。
まぁ、見えないこともないですね。
天橋立(白砂青松)
傘松公園から降りて、天橋立の中を歩くことにしました。
入口には記念碑が立っており、良い感じにお出迎えをしてくれました。
前方、左右は松が茂っています。青松を感じますね。
ほとんど人がいなかったので、聞こえるのは自分の足音、鳥の鳴き声、そして潮騒だけでした。
左に抜けられる道があったので、そこを通ると砂浜が広がっていました。
深呼吸をすると、少し冷気を含んだ潮の香りが肺に入ってきます。
写真だと伝わりきらないですが、結構な白砂感がありました。
寄せては返す波にテンションが上がります。
振り返っても、また海が広がっています。
風光明媚な良い所でした。
ゴール地点には、日本三景の碑がありました。
日本三景を制覇したことを褒めてもらえたようでした。
更に少し歩くと、行き止まりがありました。
しばらくすると、橋が回りだし、通行可能になりました。この橋は廻旋橋船というそうです。船をわたすために、まわっているみたいです。
橋を渡り、その先にある文殊院をちょっと見て回り、京都市内に戻りました。