【2017年4月】青森・岩手Ⅲ(宮古・久慈)
浄土ヶ浜
宮古駅
前日は盛岡駅のビジホで宿泊し、翌朝電車で宮古駅まで行きました。
宮古駅のバス停からバスに揺られて20分くらいで浄土ヶ浜に到着です。
浄土ヶ浜は、岩手県宮古市にある海岸で、国の名勝に指定されています。三陸を代表する景勝地といってもいいでしょう。
浄土ヶ浜
駐車場から少し歩くと、浄土ヶ浜のメインとなる場所に着きました。
周辺を散策すると、頑張れば登れそうな山肌がありました。少し高いところから見てみたいと思い、登ることにしました。
馬鹿なので、高い所に登りたがります。
とても綺麗でした。
写真をパシャパシャ撮っていたら、下から警備員さんに「危ないから、降りなさーい!」と注意されてしまいました。
大の大人に叱られる20代半ば男性というのは、とても悲しいものがありました。
怒られてしまっては仕方ないので、降りて写真を撮りました。
さっぱ船遊覧
浄土ヶ浜には、洞窟の水面が青の見える青の洞窟と言われる場所があります。
浄土ヶ浜から少し歩くと、マリンハウスがあり、そこで受付をすれば、青の洞窟を遊覧するさっぱ船に乗ることができます。
1500円と少しお高めなんですけどね。
ヘルメットと救命胴衣を着けて、出発です!
いきなり青の洞窟までは行かず、まずは浄土浜遊覧です。
間近で見るものまた楽しいです。
ひとしきり浄土ヶ浜遊覧をした後は、青の洞窟まで進んでいきます。
洞窟に入っていきます。
洞窟の中からは、外の光が強烈に漏れていました。
水面は確かに青かったです。
しかし、洞窟内の全てが青いというわけではなく、このように光が入ってくる部分だけが青くなってました。
まぁ、青の洞窟とは言ってもこんなもんですよね。部分的には綺麗だったので、それなりには満足しました。
船頭の方が言うには、この洞窟は八戸まで繫がっているという伝説があるそうですが、八戸から来た身としては、絶対嘘だと思いました。
まぁ、伝説は伝説ということで。
遊覧を終えて、マリンハウスの食堂で海鮮丼をいただきました。
三陸鉄道北リアス線
浄土ヶ浜観光を終えて、宮古駅に舞い戻りました。ここから三陸鉄道の旅です。
さぁ、久慈に行きます!!
車内は、ボックスシートになっていました。
誰も座っていないボックスの窓際の椅子に座っていたところ、おじいさんが正面に座ってきたので、ギョッとしました。
ボックスシートの場合、大抵、最初にボックスに座った人は窓側に座ります。そして、2番目に来た人は対面のシートの廊下側に座ると思います。
しかし、そのおじいさんは、正面、つまり対面の窓側に座ってきました。普通の乗客ならわざわざそんなことしないと思うので、おそらく観光で来ていたのでしょう。
なんか、すごく嫌な予感しかしません。
そんな不穏な空気のまま、電車は出発しました。
早速、海岸線を走っていきます。
南リアス線は分かりやすいリアス式海岸になっていますが、北リアス線は海岸段丘になっているのが対照的とされています。
なので、リアス感はなかったです。
また、震災復興の影響か、新しいコンクリートの舗装が見るからに多かったです。
そんな感想を抱きながら乗っていると、正面のおじいさんが、「お兄さん、足が長いのは分かったから」と行ってきました。
意訳すると、「邪魔だから、ちゃんと深く座れ」ということでしょうか。ちなみに、そんな浅い座り方はしていません。
後から来てわざわざ正面に座ったのに、そんな言い方で窮屈な座り方を強要する姿勢にイラッとしたので、おじいさんを一瞥して少し座り直しただけにしました。
あとは何食わぬ顔して、車窓を眺めていたところ、
「ちゃんと座れって言ってんだろ!!!」
と切れてきました。
いや、ちゃんと座っているしと思いましたが、喧嘩をして車窓の景色を逃すのも困ります。トラブルは避けたいところですし、切れた老人というのも正直怖かったので、周りを見回して空いてるボックスを見つけて、特に何も言わずにそちらに移動しました。
イライラしましたが、心を落ち着かせて、車窓鑑賞に戻りました。
かなり進んでも、似たような真新しい舗装が多かったです。
それだけ東日本大震災の被害は大きかったということだと思います。
それでも6年経てば、復興も完璧ではないにしろ、ある程度進むのかと思います。そして、今年3月、釜石から宮古の路線も開通しました。遅々としながら、されど着実に復興は進んでいると思います。
久 慈
「不思議の国の北リアス」というセンスが良く分かりませんが、久慈駅に到着です。
朝ドラの「あまちゃん」の舞台です。
よくドラマで見ていた光景です。
実際、観光協会は駅前デパートだったんですね。デパート感が全くないですが。
本当は、海岸まで行ってウニを食べたかったですが、駅からは地味に距離がありますし、まだシーズンにもなっていませんでした。
琥珀も欲しかったですが、少しお高いようですし。
特に何かするでもなく、散歩してからバスで二戸駅まで行き、新幹線で戻りました。