【2016年12月】岩手・青森・秋田・山形Ⅲ(青森市)
青森市街地観光
まったり朝ごはんを食べた後、青森駅周辺を観光しました。青森駅の北側は海に面しているので、ウキウキします。
近くに、八甲田丸という青函連絡船がアニバーサリーシップがあるそうなので、行ってみることにしました。
アニバーサリーシップということだったので、横浜の日本丸的な感じなのかと思っていたら、もっとごつく、そしてデカかったです。
9時から中に入れるとのことだったので、入口付近まで行ってみたところ、まだ準備中でした。もう9時から15分経っていたのに。そういう田舎ののんびり具合は好きです。
まぁ、500円というのは高いので、そもそも入る気はなかったんですけどね。
そこから、更に北へ歩き、プロムナードのようなところまで行きます。結構先の方に下北半島があったので、水平線は見えませんでした。
てか、雨降らないなら、下北半島行けたじゃん・・・と、思いました。
それから、また駅前に戻り、ワ・ラッセというねぶた祭りの記念館のようなものに行きました。10時からバスに乗ることを考えると、30分しかありません。そのために600円も払うのは馬鹿らしいかったので、お金を払わずに入れるところまで入りました。その限りでなんとかそれっぽい写真を撮ることは頑張りました。
中々上手く撮れたのではないかと思います。ただ、ねぶた祭りは、いつか本物を見たいと思います。
お金を払わずにワラッセを楽しむのにも限界があったので、ワラッセをすぐに後にし、バスの待合室で時間を潰してからバスに乗り込みました。
向かうは酸ヶ湯温泉!!
酸ヶ湯温泉
酸ヶ湯温泉は、毎年毎年、異常な積雪量を記録してニュースに取り上げられますよね。えげつない積雪を誇るだけあって、かなり山の中にあります。八甲田山を登っていきます。
青森といえど、ここ数日は暖かかったのか、市街地の方はあまり雪が積もっていませんでした。しかし、山を登っていくにつれて、どんどんを雪深くなっていきます。風も強まっていきます。
まぁ、晴れ間もあったので、車窓から見る限り、あまり遭難しそうな感じではありませんでしたが。
1時間40分ほどバスに乗ると、酸ヶ湯温泉に着きました。さすがにここまでくると雪は1m以上積もっていました。
看板やガス管が埋まってる・・・・。
「求めていた冬感はこれだよ!」と、ちょっと嬉しくなりました。
入口周辺は雪かきがされていたのか、雪に埋もれていなかったので、問題なく中に入りました。
温泉は乳白色で、少し緑がかっていました。酸性が強く、温泉に浸かっていながらにして、多少の疲労感を感じるのが、とても心地よかったです。
(引用:http://www.sukayu.jp/bigbath.php)
温泉内部の写真は撮れなかったので、施設のホームページから引用しました。
大浴場は中々雰囲気もあり、良い温泉リストに酸ヶ湯温泉が追加されました。秘境感がいいですよね。平日ということもあり、人も少なかったので、とても良かったです。
それから温泉宿でお昼ごはんを食べたのですが、食堂の窓から外を見ると、ガンガンに吹雪いていました。
現金なもので、下北半島に行かなくて良かったと思いました。
そうこうする内に、お迎えのバスが来たので、乗り込みます。吹雪の中の八甲田山は、いかにも遭難しそうでした。
本当なら、八甲田ロープウェー駅前で降りて、ロープウェーで山頂まで行き、樹氷でも見ようかと思ったのですが、強風のためロープウェーは運休という悲しい事実に直面。
しかし、ここで柔軟性を見せます。
そうだ、三内丸山遺跡に行こう!!
三内丸山遺跡
市街地まで行けば、もう雪も止み、小雨がパラパラと降っているだけでした。バスが三内丸山遺跡で降りたのは自分ひとりだけでした。ていうか、そもそも観光バスなのに、行きも帰りも乗っていたのは4人くらいだったんですけどね。さすが平日に青森くんだりまで悠々自適に観光する奴なんかそういるもんじゃないなぁと思いました。
三内丸山遺跡は、しょぼい受付を通って少し歩くと、地平線まで見渡せる広大な土地に遺構が残っているだけかと思っていたのですが、さにあらず。
なんか、デカくて綺麗な建物がありました。意外に整備されているもんだと驚きました。
建物に入って少し進むと、トンネルがあり、そこを抜けると、三内丸山遺跡でした。意外なのは、お金を取られなかったことです。
それなりの市街地の中に遺跡はあるので、地平線は全くありませんでした。まぁ、広いっちゃ広いですが、思った程ではありません。ただ、市街地ほど人の出入りがあるわけではないので、通り道以外には雪が積もりに積もっていました。見る場所によっては、一面雪景色でした。
そして、笑っちゃうくらい人がいません。さすが平日です。
案内にしたがって、復元された当時の住居や建物の見学をします。
文明人としては、こんなおうちに住みたくはないですが、1万年以上、こんな感じの住居に住み続けてたんですよね。ギリシアとか中国とかはもっといい家に住んでたと思うのに、情弱ですよね。
三内丸山遺跡の一番の目玉ですが、「ほー」という感想しかありませんでした。
高床式倉庫は風通しを良くすることとネズミの侵入を防ぐ意味があると習いましたが、冷静に考えると、こんなクソ寒い地域でネズミは生きられないのではないかと思います。
よくよく考えると、柱のあった穴の跡とか、囲炉裏っぽい穴だけから研究者は建物を想像したわけですよね。想像力が逞しすぎませんかね。実際は全然違う建物だった可能性があるなぁと思いました。
もし本当に縄文人があのような建物を建ててたとしたら、中々すごい技術ですよね。こんなところに住めないと言いつつ、2016年に生きていてもあんな建物は作れないので、5000年以上も前の人に完敗することになります。
ウダウダと20分くらいかけて遺跡を見回った後、資料館のような所に行きました。土器や石器や土偶が展示されていました。これらにしても、形状やその他の傍証はあるものの、その使い方については、やはり学者の想像に過ぎないんだろうなぁと思いました。
多分、将来、トレーディングカードが発掘され、文献が何も残っていなかったら、祭祀の道具として使われたと考えられる可能性がありそうだなぁとか思いました。
大して楽しめないだろうと思いましたが、意外に楽しめましたね。
近くに青森県立美術館もあると聞いたので、あのウニョーンとした犬でも見に行こうかと思ったのですが、ちょっと面倒になったので、そのままバスで青森駅まで戻りました。