【2016年12月】岩手・青森・秋田・山形Ⅶ(移動と温泉)
乳頭温泉の朝
朝起きて、朝食を食べてから、また温泉に行きました。前日の夜にまた雪が降ったので、少し雪の量が多くなっていました。
温泉から上がり、チェックアウトして、田沢湖駅行きのバスに乗ります。
バスを待っている間、周囲をウロウロしてみたのですが、泊まっていた宿の近くに2つ宿があったので、そちらの温泉にも巡り湯に行けば良かったと少し後悔しました。
さらば、大釜温泉旅館!!
駅まで向かう道は、完全なる山道です。雪は降り積もり、朝日に照らされた雪はダイヤを散りばめたようにキラキラしていました。空気は澄んでおり、遠くに見える白い山も風光明媚です。バスから見える景色は絶景でした。
ひたすら移動の6日目
予定時刻通り、田沢湖駅前に着き、大曲行きの電車に乗れました。今回は前日のようなヘマはせずにちゃんと電車に乗れました。
1時間ほど電車に揺られ、大曲まで行きます。田舎の電車は接続が悪いので、大曲で1時間ほど時間を潰します。その後、2時間かけて、新庄駅まで行きます。そして、また1時間ほど待機です。
接続悪すぎです。なんなんだ、のんびりしすぎだろ。
ただ待っているのもあれなので、お昼ご飯を食べに行きました。色々な食事処がありましたが、あえて場末の食堂っぽいところをチョイスしてみます。
新庄市のご当地グルメといえば、「とりもつラーメン」らしいです。折角、色々と宣伝されているし、値段も破格の550円だったので、注文しました。友達はなぜか地獄ラーメンの大盛りを頼みました。
「とりもつラーメン」は、ラーメンの味自体は普通でしたが、もつがとても美味しかったです。今まで食べたもつの中で一番でした。今回の旅は場末っぽいところがよく当たります。
友達は、地獄ラーメンを食べながら、「辛い」、「量が多い」と嘆いていました。「全て想定を上回っていた」と言いました。アホです。
蔵王温泉
本当は銀山温泉に行きたかったのですが、予約が取れなかったので、今回は蔵王温泉に行きます。
山形駅から無料の送迎バスが出ているので、それに乗り、蔵王温泉に向かいます。
蔵王温泉も、酸ヶ湯温泉や乳頭温泉郷のように山道を登って向かっていくので、雪が深くなっていくことを期待したのですが、全然深くなりません。これには悲しみを覚えました。
蔵王温泉の温泉街に着いても、雪は全くありません。これは想定と違います。全然違います。話が違います。
ですが、バスから降りると、硫黄の匂いが一気に鼻に押し寄せてきました。これは酸ヶ湯温泉や乳頭温泉郷のときと同じです。
あぁ、温泉に来たんだなぁとしみじみ思い、機嫌が直りました。
そのまま旅館に入ると、なんかいつもと違って豪華です。1万円で泊まれる旅館のクオリティではありません。素泊まりならこのレベルで1万円はありえますが、今回は夕食も朝食もついています。
温泉についても、冬季の間は露天風呂が閉鎖されているという悲しみはありますが、それなりのクオリティです。
食事もべらぼうに美味しいですし、量も結構ありました。山形の郷土料理がうますぎます。芋煮の破壊力たるや!蔵王牛の旨さたるや!
強いて言えば、旅館がかなり広く、増築に次ぐ増築をしたのか、造りが迷宮のようになっており、我々の部屋がその最果てにあるというのが難点というくらいです。
ですが、かなり満足です。
公衆浴場の無料券も貰えるので、今日は2つの公衆浴場に入りましたし、旅館の温泉も2つ入りました。
蔵王温泉の泉質も、とても良いです。
この日は、移動が多かったですが、4つも温泉に入っているので、ハッピーでした。
ただ、友達が旅館に入ってから体調を崩したので、美味しい食事も全部堪能することができず、可哀想でした。
昨日の宿は、秋田の山奥だけあって、かなり寒かったからですかね。
蔵王温泉の朝
翌日になっても、友達の体調は芳しくなく、朝ごはんはしんどいと言ったので、一人で寂しく食べました。
部屋に戻ると、友達が「おしっ、ちょっと温泉行ってくるわ」と言いながら、起きだしました。体調を崩しているのに、わざわざ体力を削りにいくとか、不安しかないんですけど。
でもまぁ、温泉に来てるのに、思い立ったときに温泉に入らないなんて嘘なので、とりあえず「え、大丈夫?」とは聞くものの、本気ではとめませんでした。
蔵王では、温泉の他に樹氷を見に行くことも目的だったので、こちらはこちらでカウンターに行き、「今って、樹氷できてますか?」と確認に行きました。
すると、「いや、今年はまだですねぇ」という残酷なお知らせが・・・。
八甲田山では強風のためにロープウェーが稼働しておらず、蔵王では樹氷ができていない・・・。
強風でどっちかが駄目になることは想定していました。また、12月なので、末とはいえども樹氷ができていないことも想定していました。しかし、二つ用意しておけばどちらかで見られるだろうと考えていたわけです。まさかその考えが安直だったなんて・・・。
まぁ、ないものは仕方ありません。体調の悪い人間を蔵王山の山頂まで連れて行くのもしのびなかったしので、今回は諦めました。またいずれ機会があるでしょう。
蔵王といえば、御釜も有名だったので見たかったのですが、こちらは冬季には閉鎖されている模様。恐山しかり、白神山地しかり、冬季閉鎖のところが多すぎませんかね。ここらへんも、いずれ機会があれば観光したいものです。
移動が多かったので、写真が少ないです。温泉に入ったその足で食事だったので、食事の写真も撮れませんでしたし。反省が多いです。