都道府県制覇と国内旅行絶景記

2013年に、47都道府県制覇したいなぁ~と思い、2015年頃から少しやる気を出し、国内の絶景を集めつつ、2018年に達成した者の国内旅行ブログです。

【2016年8月】島根・鳥取Ⅱ(足立美術館・境港)

足立美術館

足立美術館とは

 

足立美術館は、島根県安来市にある美術館です。

 

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今でこそ法人運営がされていますが、元々は地元出身の実業家である足立全康さんが開いた私設美術館です。

 

国内の私設美術館としては、個人的に大原美術館に次ぐと思っています。

 

美術館なので、絵画や陶器、像なども展示されています。特に、横山大観の収蔵数は100点を超えています。

 

しかし、足立美術館の特筆すべき点はそのような芸術作品ではありません。なんと言っても、日本庭園です。

 

足立美術館の日本庭園庭園は「枯山水」、「白砂青松」を始めとして、6つに分かれています。単なる日本庭園ではなく、借景が用いられている点で個人的にはとても好みな庭園になっています。

 

足立全康さんは「庭園もまた一幅の絵画である」とも言っているように、庭園は絵画を意識しているかのような展示をしていたりと、とにかくもう庭園に力を入れまくっている美術館です。

 

このように庭園に半端ない力を入れており、国内だけでなく海外でも、その評価は高いです。

 

アメリカの日本庭園専門雑誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」が行っている日本庭園ランキングでは、15年連続で日本一に選ばれています。これは「庭そのものの質の高さ」だけでなく、「利用者への対応」なども総合的に判断されており、細部まで行き届いた維持管理が評価されている。実際、かなり鑑賞しやすいんですよね。

 

そしてなにより、アメリカ に日本庭園専門雑誌があることに驚きを隠せません。

 

ちなみに、足立美術館ミシュランガイドでも星3つを獲得しています。

 

島根という辺鄙な場所にありながら、これだけ評価が高いというのは本当にすごいです。

 

さすがに、収蔵されている美術作品を写真におさめることはできないので、今回は庭園だけの写真になります。まぁ、それだけでも十分なんですけどね。

 

苔  庭

 

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枯 山 水

 

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足立美術館といえば、この枯山水庭ですよね。

 

ガラス越しの撮影なので、少し青みがかってしまいました。

 

でも、思った以上に美しい庭園で、びっくりしました。

 

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白砂青松庭

 

横山大観の名画「白砂青松」をモチーフに足立全康さんがつくった庭です。

 

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池  庭

 

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「庭園もまた一幅の絵画である」

 

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境  港

 

足立美術館に大満足した我々は、続いて境港に行きました。

 

境港は、鳥取市の西部にあるため、島根の松江市に隣接しているため、島根から非常に行きやすい立地になっています。

 

境港という名前のとおり、港町です。日本海有数の港町です。特にズワイガニで有名です。ま、カニのシーズンは冬なので、結局境港でカニを食べたことはないんですけどね。

 

また、水木しげるさんの出身地なので、鬼太郎推しがかなりグイグイのグイです。

 

江島大橋

 

江島大橋は松江と境港の間にかかっている橋です。

 

かなり急勾配の坂であるため、アクセルをべた踏みしないと登れないとも言われており、そこから別名「べた踏み坂」とも呼ばれています。

 

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(出典:https://www.kankou-shimane.com/ja/spot/detail/7197

 

自動車のCMで使われてから有名になりました。

 

海の日に同期やR氏と行ったときは、運転していたので、写真を撮れませんでしたが、今回は助手席に座っていたので、走行中の橋を写真におさめました。

 

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道の先は、空しかありません。

 

ただ、江島大橋は運転した方が面白いです。

 

 

境港に行くと、まずは港に行きました。

 

海は素晴らしいです。

 

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この近くにある海鮮丼屋に行ったのですが、なぜか写真が残っていません。

 

撮ってないだけなんでしょうけど、残念です。

 

水木しげるロード

 

とりあえず、水木しげる記念館に行きました。

 

展示物は割と写真撮影可能なので、妖怪をパシャりとしました。

 

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水木しげるさんの漫画にはそこまで興味はないのですが、幼稚園から小学校の頃にかけて、妖怪博士にでもなるのかという程、妖怪図鑑を集めまくっていた身としては、この程度の知名度の妖怪であれば、このような人形だけで、名称と特徴を諳んじることができます。今はそこまで興味はないので、妖怪博士にはならずじまいです。

 

写真左上はみんなが知ってる「ぬりかべ」です。右上は「しろうねり」です。古雑巾の妖怪で強烈な臭いがします。左下が「おとろし」で、右下が「べとべとさん」です。

 

特徴と言いつつも、「おとろし」に関しては、名称以外の解説がなされることはないという解説がなされているにとどまります。

 

「べとべとさん」は妖怪というか、民間伝承の類ですね。ひたすら後ろから足音が聞こえるという話です。水木しげるさんは実際にこれに遭遇したことがあるらしく、彼のおばあさんからこの話を聞かされたそうです。水木しげるさんの妖怪の絵の基になっているのは、江戸時代の画家である鳥山石燕さんの絵ですが、「べとべとさん」に関しては、鳥山石燕さんの絵にはなく、水木しげるさんのイメージ図になっています。

 

まぁ、記念館は内心ウッキウキで見ていたのですが、一緒に行った人たちに引かれるのではないかと思い、普通に鑑賞している感じを装いました。

 

水木しげるロードは、商店街に水木しげるさんの妖怪の銅像が至るところにあります。時間さえあれば、全部撮ってやろうかと思ったのですが、時間もないですし、皆さんをお待たせするのもあれなので、少し撮って終わりにしました。

 

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座敷童です。

 

ちなみに、ある妖怪図鑑を買ってもらうために幼稚園の頃、親に一生のお願いを使ってしまったため、もう一生のお願いを使うことはできません。