【2016年5月】香川・高知Ⅱ(こんぴらさん)
こんぴらさんとは
「こんぴらさん」は漢字にすると、「金毘羅さん」です。金刀比羅宮というお宮さんが愛着をもって「こんぴらさん」と呼ばれているわけです。
金刀比羅宮は、香川県の琴平町にある山の中腹にあります。琴平山の中腹にあるのか、象頭山の中腹にあるのかはいまいち分かりませんでしたが、まぁ、琴平町の山の中腹にあります。
金刀比羅宮までの参道はひたすら石段が続きます。本宮までの石段の数は785段です。そして、更にその奥にある奥社へ行くには1368段の石段を上らなければなりません。
早い話、軽めの修行っていうやつですね。
驚くことに、こんなに山の石段を登るくせに、海上交通の守り神が守られています。
表参道まで
香川に来たら、こんぴらさん参り。これは外せません。
まずは、丸亀から琴平駅に行きました。
駅前は、とても趣があり、こんぴらさん参りをする人の期待を裏切りません。
「ようこそ こんぴら」と歓迎までされました。
少し歩くと、右手には北神苑の高灯籠が聳えています。
いいところだなぁと散歩を続けると、金倉川に架かる大宮橋に差し掛かります。大宮橋からは赤や黄色の橋も見えます。
更に歩を進めると、お土産屋さん等が立ち並ぶ大通りに出ました。
参道にはよくある風景だよなぁと思いながら、歩いていくと、表参道の標識がありました。
参 道
さぁ、石段の開始です!
最初の方は、まだまだ小さな土産屋さんが多いです。
まだ午後1時前だというのに、シャッターを閉めている店が多いのが気になるところですが、歩いて行きましょう。
石段を登っていくと、鳥居に遭遇しました。
ここらへんから石段が少し本気を出し始めます。一之坂といいます。
ちょっと相合傘をするカップルとかが気になるところですが、そこは鋼の心をもって進みましょう。
この一之坂の階段を登りきると、大門に到着です。
この大門の奥からが金刀比羅宮の境内になります。
大門でちょうど365段になるそうです。本宮まで半分くらいですね。意外にちょろそうです。
振り返ると、ここからの眺めも割といい感じです。
境 内
大門を抜けると、お姉さん方が何かを売っていました。
このお姉さん方は五人百姓といって、特別に加美代飴というべっこう飴を売ることが許されているみたいです。まぁ、買わずにスルーします。
まぁ、手ぶらで登るボーダーシャツのおっさんが気になるところではありますよね。
階段を登っていくと、書院に到着します。
書院の奥に階段があるわけではないので、ちょっと建造物を見学して、ルートに戻っていきました。
いい感じの階段が続いて行きます。
旭社が見えてきました。
到着です。
立派ですね!すごく立派ですね!!本当に、立派ですね!!!
旭社の脇にまわると、まだまだ道は続いていきます。
そして、最後の難所である御前四段坂を登っていきます。
はい、本宮到着です!!
本宮からの眺めはこんな感じです。
「ま、奥社まで1368段といえど、そこまで大変じゃなかったな、投入堂の方が圧倒的に大変だぜと思いました。」
本宮までしか登っていないのに、奥社まで来たと思い込んでいました。
旭社が立派だったため、本宮を勘違いをしてしまったわけです。江戸時代に、森の石松さんという方が旭社を本宮だと勘違いして、旭社だけを参拝して帰ったそうですが、同じ勘違いをしてしまったそうです。
実際、785段しか登ってないんだから、そりゃあそこまで疲れないわけですよ。まだ500段以上あるんですからね。
これは、もう一度、リベンジする必要がありそうです。うどんをちゃんと食べないといけないですし、観音寺市にも行きたいので、香川にはもう一度行く必要がありそうです。