【2016年5月】香川・高知Ⅰ(高松・丸亀)
きっかけ
友人が広島に遊びに来てくれたので、広島市内周辺を観光し、翌日に鞆の浦に行きました。
友人の一人は、福山から新幹線に乗って帰るそう。もう一人は倉敷観光の後、東に向かって観光しながら帰るとのこと。
ここで選択を迫られます。この時点で帰る気分7:まだ観光したい気分3の心持ちでした。
とりあえず、付和雷同の精神で福山まで行きました。
友達が新幹線のチケットを買っている間、どこかないかなぁとパンフレットをパラパラ見ました。
そこには、瀬戸大橋が。
あ、瀬戸大橋を渡らなきゃ!!
急に、謎の使命感に駆られました。
今年中に、陸路での四国本土への交通ルートを制覇してやろうと思いました。
瀬戸大橋
そんな感じで福山で友人の一人を見送ってから、他の友達と岡山に向かう電車に乗り込みました。その友達は途中の倉敷で降りたので、そこから一人旅スタートです。
とりあえず岡山まで向かい、そこからマリンライナーで瀬戸大橋を渡って高松へ。
瀬戸大橋は、岡山県倉敷市から香川県坂出市を結ぶ10の橋の総称です。なので、瀬戸大橋という橋はありません。豆知識です。
1988年から利用が開始されています。橋の上部は車道になっています。そして、下部に鉄道が通っています。
そんな豆知識を吹き飛ばすほど、瀬戸内大橋から見る景色の瀬戸内海感は半端なかったです。
すんばらしい!
瀬戸内海の小島は本当に素晴らしいです。心が洗われました。
高 松
瀬戸大橋を経由して、高松に到着しました。初香川!!
う ど ん
ホテルにチェックインしてから、うどん巡りへ。
街中を練り歩き、3杯食べました。意外にお腹にたまりますね。
あまりに行き当たりばったりに香川に来たため、うどんリサーチ不足でした。高松駅から歩いて行ける手近なうどんしか食べられませんでした。
それでも美味しかったです。
ただ、そのうち、まじのガチでちゃんと調べてうどんのためだけに香川に行こうかと思っています。
赤 灯 台
うどんを食べた後は赤灯台へ行きました。
高松駅は瀬戸内海にほど近いところにあり、北に歩くとすぐに海に出ます。程よい都会と瀬戸内海の小島。相容れないものが一緒に共存している美しさに惚れ惚れします。
海に出てから、東に向かうと、プロムナードがあります。このプロムナードの先に赤灯台があります。
暗くなっていくなか、海沿いを歩きました。
ものすごく良い街です。正直言うと、赴任希望では広島より上位に出していました。もうね、本当に良い街です。高松なんて人気ないだろうし、高松に決まってくれると思っていました。
なのに・・・あぁ、それなのに・・・。
あぁ、麗しの瀬戸内海・・・。
多島美が素晴らしすぎます。
途中で、高校生カップルが肩を寄せ合って話しているのを見て、悶絶しました。こういう青春って人生を送る上で絶対に必要だと思うんですよね。
他にもカップルはいっぱいいましたが、数多くの一人旅を通じて鋼の心を手に入れたので、もはや何にも思いません。
しかし、あの高校生カップルだけはダメでした。精神的に殺されました。
そんなこんなもありましたが、プロムナードの先に聳える赤灯台はとても綺麗で、いい気分で散歩します。
そして、真下に到達しました。
世界初ガラスの灯台は綺麗でした。赤く点るガラスの灯台は神秘的でした。
高松、本当に良い街でした。まぁ、広島の良い街ですけどね。
丸 亀
一人旅2日目は、まず丸亀に向かいました。
団扇とお城と中野アナの街ですね。
まぁ、王道を巡っていきます。
丸 亀 城
姫路城、伊予松山城に引き続き、3つ目の現存天守閣12城です。
雨男らしく、雨の中行きましたよ。
丸亀城の特徴はなんといっても石垣です。緩やかだけど荒々しい野面積みと端整な算木積みの土台を礎に、上部は垂直になるように特徴的な反りを持たせた「扇の勾配」が有名です。
石垣は、山麓から山頂まで4重に重ねられており、全てを合計すると60メートルになり、総高としては日本一高いらしいです。
ゴールデンウィークなのにほっとんど観光客もいない、そんな丸亀城を雨の中を登り、天守閣に到達しました。
姫路城や大阪城等、有名なお城の天守閣はとても大きいですが、そうでない天守閣は大抵小さいということをここ1年くらいで学んでいるので、そこまでの驚きはありませんが、丸亀城の天守閣はやはり小さかったです。
晴れていれば、山頂からの眺めも海が綺麗に青かったりして良かったと思うのですが、なにぶん雨なもので、大した眺めではありませんでした。
う ち わ
丸亀と言えば、丸亀城よりも団扇です。現在では国内シェア9割を誇るとも言われています。
旅行してもあまりお土産を買うことはないのですが、団扇は人生の必需品です。作れるのなら、作るしかないですね。
そんなわけで、うちわに港ミュージアムに行きました。丸亀城からは2kmくらいあるので、地味に歩きます。
まぁ、途中からは海沿いを歩くことになるので、多少は楽しみながら歩けます。また、太助灯篭という昔利用されていた灯台もあったりします。
そして、うちわ港ミュージアムに到着しましたが、外観を撮影し忘れるという痛恨のミス。
ミュージアムなので、展示物の写真は撮らない方がいいのかなと思い、写真はあまり残していません。
ただ、丸亀うちわの作成方法はメモ代わりとして写真におさめました。
びっくりしたのは、ミュージアムで一から団扇をつくっている職人さんがいたことです。
まぁ、素人は一から作るわけではなく、既に出来上がっている骨組みに糊を塗り、紙を選んで貼る作業をするだけです。
なので、一人旅の中、団扇を作成しました。
一人で黙々と団扇を作るところを客観的に見ると、シュールすぎます。
きっと、竹に糊を塗る後ろ姿には哀愁が漂っていたでしょう。
自分が作った拙い団扇だけでは悲しいので、本場のちゃんとした団扇も買いました。自分で作った団扇はすぐに壊れましたが、ちゃんとした団扇は2年半経った今もうちにあります。