【2015年9月】山陰Ⅴ(出雲)
いざ出雲
今回の旅のメインである。出雲に向かいます。
大田市駅から出雲市駅までは山陰本線で8駅くらいで行けるので、そこまでの距離ではありませんね。
電車はまだまだ海岸線沿いを走っていきます。JR西日本のセンスは素晴らしいなと思います。
ドン曇りの旅でしたが、やっと晴れてきたので、気分爽快です。
海も綺麗です。
風景を楽しみながら、出雲市駅に着きました。
最初の予定では、貸自転車で出雲大社まで行く予定でしたが、みんなから難色が・・・。
ちょっと、石見銀山で疲れたようです。
そこで、名案を出しました。そうだ、レンタカーで行こう!!
もはや山道すら運転できてしまい、ペーパードラ―バーを卒業した我々は車の運転すらも視野に入ってきます。
普通に運転する腹積もりでしたが、友達が運転してくれるとのことで、お言葉に甘えました。
日 御 碕
レンタカーを借りるとなると、観光の幅が広がります。諦めていた、日御碕灯台に向かいました。
最初は山に向かって市街地を走っていたのですが、山のふもとまでいくと、今度は海岸線に沿って山を登っていきます。
山を登るにつれ、どんどんどんどんと海が広がっていきます。陽が沈みかけており、海がキラキラしていました。
運転していた友達はやはりペーパーなので、海を楽しむ余裕はなさそうでした。そうはいっても、ちゃんと日御碕には着くわけです。
灯台は断崖絶壁のギリギリに立っています。
ドン曇りの旅をしていた我々にとっては、この晴れ方はすごいです。なんたる絶景!
灯台に登らなくても、見晴しはとんでもないです。人生で見た海の景色の中でも有数です。
しかし、これは灯台に登ると、更に絶景でした。
眼下一面に広がる真っ青な海が沈みかけの陽にあたり、キラキラしていました。
晴れた海の威力は凄まじかったです。
とても満足しました。
稲 佐 の 浜
ひとしきり満足したあと、山をおりて、今度は稲佐の浜に向かいました。
実際に砂浜までおりて、海を見るのは久々でした。
砂浜のすぐ傍には、弁天島が屹立しており、弁天島には鳥居が鎮座していました。さすが神様の地域です。
陽は、弁天島の後ろの沈んでいくので、島を写真に撮ると、逆光となり、ものすごく雰囲気があり、大変満足しました。
出雲大社
さぁ、ゴールの出雲大社です。
鳥居はでっかいし、その横の「出雲大社」と書いてある石碑のドデカかったです。
ちなみに、正式名称は、「いずもおおやしろ」です。
神が集まるにはひと月ありますが、ちゃんとお参りをしました。
出雲大社に入ると、だだっ広い参道が伸びていました。
参道を歩いていくと、拝殿が見えてくるはずでした。
しかし、工事をしており、シートで覆われています。
あ・・・あれ・・・、拝めない・・・。綱・・・綱が・・・。あのでっかい綱が見たくて来たのに・・・。
打ちひしがれました。
しかし、更に進むと、本殿は工事されておらず、ちゃんとお参りができました。
出雲大社といえば、縁結びのお社です。
御縁があるように、お祈りしました。
でも、でっかい綱への心残りが半端ではありません。
しかし、朗報が!
拝殿は工事されていましたが、でっかい綱のある建物は、もっと脇にある神楽殿という建物らしいです。見に行くと、ちゃんと、でっかい綱をこしらえて、神楽殿は鎮座していました。感動です。
しめ縄が異常な大きさでした。
出雲大社は、期待を裏切らなかったです。
サンライズ出雲
サンライズ出雲では、車内販売はないので、事前に食料とお酒を買い込んで、乗り込みました。
ホームで待っている間もみんなでウキウキしていました。サンライズ出雲がきたときのテンションの上がり具合といったらもう!
ドアがあいて、乗り込むと、普通の列車ではありませんでした。寝台特急です。
ここは、シングルという個室の車両です。我々は各々シングルという個室をとっていました。シングルの側面はその大半が窓になっており、車窓を見ながら、気分よくごろごろできます。
ただ、ゴロゴロは後でもできるので、とりあえず、寝台特急の探検をしました。楽しすぎます。探検していると、雑魚寝の車両もありました。
ここは、のびのびシートといいます。シングルの寝台料金は7560円ですが、のびのびシートの寝台料金は500円です。安価で寝台列車を楽しみたいのであれば、のびのびシートがおすすめです。
ただ、まぁ、シングルの身としては、のびのびシートの人達に対する優越感が半端ではありませんでした。
このような個々人のスペースに加えて、サンライズ出雲にはラウンジもあります。
ひとしきり探検をし、みんなで写真を撮ったあとは、ラウンジで車窓を眺めながら、午前1時くらいまでワイワイしていました。
ちなみに、サンライズ出雲にはシャワー施設もあります。ただ、運搬できる水量には限界があるので、サンライズに乗り込んだら、まずは探検の前にシャワーカードを購入した方がいいです。
ズルズルしていると、売り切れます。
それで友人はシャワーを浴びそこないました。
深夜になり、自分の個室に戻り、電気を消して車窓を眺めていると、なんだか旅をしたんだなぁという実感に浸ります。
寝台列車に揺られなが、横になって寝るという非日常体験はとても気持ちいいものでした。
そして、東京に戻ってしまったのです。
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